この記事でわかること
- AirbnbとBooking.comの基本的な違い
- 手数料・料金体系の比較
- ゲスト層・予約傾向の違い
- それぞれのメリット・デメリット
- どちらを選ぶべきか(または両方使うべきか)
はじめに
民泊を始めるとき、まず登録を検討するのがAirbnbとBooking.comの2大プラットフォーム。
「どっちに登録すればいいの?」「両方使った方がいいの?」という疑問は、民泊初心者の方からよくいただきます。
結論から言うと、基本はAirbnbをメインに、余裕があればBooking.comも併用がおすすめです。
この記事では、両プラットフォームの特徴を徹底比較し、あなたの物件に合った選び方を解説します。
基本情報の比較
| 項目 | Airbnb | Booking.com |
|---|---|---|
| 設立年 | 2008年 | 1996年 |
| 本社所在地 | アメリカ(サンフランシスコ) | オランダ(アムステルダム) |
| 掲載物件数 | 700万件以上 | 2,800万件以上 |
| 主な物件タイプ | 民泊・バケーションレンタル | ホテル・民泊・旅館 |
| ユーザー層 | 若年層・個人旅行者中心 | 幅広い年齢層・ビジネス利用も多い |
| 日本での知名度 | 非常に高い | 高い(特にインバウンド) |
手数料の比較|どちらがお得?
Airbnbの手数料体系
Airbnbには2つの手数料モデルがあります。
① 分割手数料モデル(日本のデフォルト)
- ホスト手数料: 3%
- ゲスト手数料: 約14%(サービス料として)
② ホスト専用手数料モデル
- ホスト手数料: 14〜16%
- ゲスト手数料: なし
日本では①の分割モデルが標準。ホストの負担は3%と非常に低いのが特徴です。
Booking.comの手数料体系
Booking.comはシンプルな料金体系です。
- ホスト手数料: 15%(物件タイプにより12〜18%)
- ゲスト手数料: なし
ゲストには手数料がかからないため、表示価格=支払価格となります。
手数料比較のシミュレーション
1泊10,000円の物件の場合:
| 項目 | Airbnb | Booking.com |
|---|---|---|
| 宿泊料金 | 10,000円 | 10,000円 |
| ゲスト支払額 | 約11,400円 | 10,000円 |
| ホスト手数料 | 300円(3%) | 1,500円(15%) |
| ホスト受取額 | 9,700円 | 8,500円 |
Airbnbの方がホストの手取りは多いですが、ゲストの支払額はBooking.comの方が安くなります。
ゲスト層・予約傾向の違い
Airbnbのゲスト層
特徴:
- 20〜40代の個人旅行者が中心
- 「現地の暮らしを体験したい」志向
- 長期滞在(3泊以上)の比率が高い
- ホストとのコミュニケーションを重視
- レビュー文化が根付いている
予約傾向:
- 予約から宿泊まで1〜4週間前が多い
- 写真やレビューをじっくり見て選ぶ
- ユニークな物件・体験を求める傾向
Booking.comのゲスト層
特徴:
- 幅広い年齢層(ビジネス客も多い)
- 「便利に予約したい」志向
- ホテルと民泊を並列で比較検討
- 1〜2泊の短期滞在が多い
- 価格重視の傾向
予約傾向:
- 直前予約(当日〜数日前)が多い
- 検索結果の上位から選ぶ傾向
- キャンセル無料の物件を好む
ゲスト層まとめ
| 項目 | Airbnb | Booking.com |
|---|---|---|
| 主な年齢層 | 20〜40代 | 全年齢 |
| 旅行目的 | レジャー中心 | レジャー+ビジネス |
| 平均宿泊数 | 3〜5泊 | 1〜2泊 |
| 予約タイミング | 1〜4週間前 | 直前〜1週間前 |
| 価格感度 | 中程度 | 高い |
機能・使いやすさの比較
Airbnbの管理機能
強み:
- 直感的な管理画面: 初心者でも使いやすいUI
- メッセージ機能: ゲストとのコミュニケーションがスムーズ
- スマートプライシング: AIによる自動価格調整
- 即時予約 / リクエスト予約: 選択可能
- 体験機能: 宿泊以外の体験も販売可能
- スーパーホスト制度: 優良ホストへの特典
弱み:
- カレンダー同期が他サイトと完全ではないことも
- サポート対応が遅い場合がある
Booking.comの管理機能
強み:
- Pulse(パルス)アプリ: スマホでの管理が便利
- Genius(ジーニアス)プログラム: リピーター獲得施策
- プロモーション機能: 早割・直前割などの設定が豊富
- 決済オプション: 現地決済も選択可能
- 多言語サポート: 43言語対応
弱み:
- 管理画面がやや複雑
- ホテル向け機能が多く、民泊には不要な項目も
機能比較まとめ
| 機能 | Airbnb | Booking.com |
|---|---|---|
| 管理画面の使いやすさ | ◎ | ○ |
| スマホアプリ | ◎ | ◎ |
| 価格自動調整 | ◎ | ○ |
| プロモーション機能 | ○ | ◎ |
| ゲストとの連絡 | ◎ | ○ |
| 決済の柔軟性 | ○ | ◎ |
| 日本語サポート | ○ | ◎ |
キャンセルポリシーの違い
Airbnbのキャンセルポリシー
5段階から選択可能:
| ポリシー名 | 内容 |
|---|---|
| フレキシブル | チェックイン24時間前まで全額返金 |
| 柔軟 | チェックイン7日前まで全額返金 |
| 普通 | チェックイン5日前まで全額返金 |
| やや厳格 | チェックイン30日前まで全額返金 |
| 厳格 | チェックイン7日前まで50%返金 |
ホストが自由に選べるのが特徴です。
Booking.comのキャンセルポリシー
主に3パターン:
| ポリシー名 | 内容 |
|---|---|
| キャンセル無料 | 期限内なら全額返金 |
| 返金不可 | キャンセル不可・返金なし |
| カスタム | 独自の条件を設定 |
Booking.comでは「キャンセル無料」の物件が検索上位に表示されやすい傾向があります。そのため、キャンセル無料を設定しないと露出が減るジレンマも。
集客力の比較|どちらが予約が入りやすい?
日本国内での集客力
Airbnb:
- 民泊=Airbnbのイメージが定着
- 「エアビー」という通称で認知度抜群
- 国内旅行者にも浸透
Booking.com:
- ホテル予約サイトのイメージが強い
- インバウンド(訪日外国人)に非常に強い
- 国内旅行者はホテル検索で利用
インバウンド集客
訪日外国人の宿泊予約では、Booking.comの方が強いケースが多いです。
理由:
- 欧米ではホテル予約の定番サイト
- 多言語対応が充実
- ホテルと民泊を一括検索できる
一方、Airbnbは北米・オセアニアからの旅行者に強い傾向があります。
結論
| ターゲット | おすすめ |
|---|---|
| 国内ゲスト狙い | Airbnbが有利 |
| インバウンド狙い | 両方併用がベスト |
| ビジネス客狙い | Booking.comが有利 |
メリット・デメリットまとめ
Airbnbのメリット・デメリット
| メリット | デメリット |
|---|---|
| ✓ 手数料が安い(ホスト3%) | ✗ ホテルと比較されにくい |
| ✓ 民泊特化で使いやすい | ✗ サポート対応が遅いことがある |
| ✓ コミュニティ感がありリピーターがつきやすい | ✗ 直前予約は少なめ |
| ✓ スーパーホスト制度でモチベーションアップ | |
| ✓ 長期滞在の予約が入りやすい |
Booking.comのメリット・デメリット
| メリット | デメリット |
|---|---|
| ✓ 圧倒的な集客力(世界最大級) | ✗ 手数料が高い(15%前後) |
| ✓ インバウンドに強い | ✗ 価格競争になりやすい |
| ✓ 直前予約が入りやすい | ✗ キャンセル無料を求められる傾向 |
| ✓ プロモーション機能が充実 | ✗ 短期滞在が多く、清掃回数が増える |
| ✓ ビジネス客も取り込める |
両方使う「マルチチャネル運営」のすすめ
実は、多くの成功しているホストはAirbnbとBooking.comの両方に掲載しています。
両方使うメリット
- 稼働率アップ: それぞれ異なるゲスト層にリーチ
- リスク分散: 1つのプラットフォームに依存しない
- 直前予約の穴埋め: Booking.comの直前予約で空室を埋める
両方使うときの注意点
ダブルブッキングに注意!
両方に掲載する場合、カレンダーの同期が必須です。
対策方法:
- iCal連携で自動同期(ただし反映に時間差あり)
- PMS(プロパティマネジメントシステム)の導入
- 民泊代行業者に管理を委託
どちらを選ぶべき?タイプ別おすすめ
Airbnbがおすすめの人
| チェック | 特徴 |
|---|---|
| ✓ | 民泊初心者(管理画面が使いやすい) |
| ✓ | 手取り収益を最大化したい人 |
| ✓ | ユニークな物件を持っている人 |
| ✓ | ゲストとの交流を楽しみたい人 |
| ✓ | 長期滞在を狙いたい人 |
Booking.comがおすすめの人
| チェック | 特徴 |
|---|---|
| ✓ | インバウンド需要が高いエリアの物件 |
| ✓ | 稼働率を最大化したい人 |
| ✓ | ビジネス客も取り込みたい人 |
| ✓ | 直前予約で空室を埋めたい人 |
| ✓ | 複数物件を運営している人 |
両方使うのがおすすめの人
| チェック | 特徴 |
|---|---|
| ✓ | 収益を最大化したい人 |
| ✓ | 安定した稼働率を求める人 |
| ✓ | 代行業者に運営を任せている人 |
| ✓ | 複数チャネルの管理ができる人 |
その他のプラットフォームも検討しよう
AirbnbとBooking.com以外にも、民泊プラットフォームはあります。
| プラットフォーム | 特徴 |
|---|---|
| Vrbo(バーボ) | 家族・グループ旅行に強い。Expedia傘下 |
| 楽天トラベル | 国内旅行者に強い。民泊掲載も可能 |
| じゃらん | 国内旅行者向け。リクルート運営 |
| Agoda | アジア圏に強い。Booking.com傘下 |
| STAY JAPAN | 日本の民泊特化。農泊なども掲載 |
ターゲットに応じて、複数のプラットフォームを使い分けるのも有効です。
まとめ
| 比較項目 | Airbnb | Booking.com |
|---|---|---|
| 手数料 | ◎ 安い(3%) | △ 高い(15%) |
| 使いやすさ | ◎ | ○ |
| 集客力(国内) | ◎ | ○ |
| 集客力(海外) | ○ | ◎ |
| 長期滞在 | ◎ | △ |
| 直前予約 | △ | ◎ |
| ビジネス客 | △ | ◎ |
おすすめの使い方:
- まずはAirbnbから始める(初心者に優しい)
- 運営に慣れたらBooking.comも追加(稼働率アップ)
- 複数チャネル管理が大変なら代行業者に委託
両方を上手に活用して、稼働率と収益を最大化しましょう!

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